アンプの入力電圧による音の違いハイファイ堂メールマガジン第834号大須本店

アンプの入力電圧による音の違い
ハイファイ堂メールマガジン第834号大須本店

こんにちは、ハイファイ堂大須本店の佐々木です。今回はアンプの入力電圧による音の違いを記事にしたいと思います。
海外製の商品の場合、よく目にする120V仕様のアンプ。それを普通にご自宅の電源で使用すると、当然100Vで駆動することとなります。その場合には本来必要なボルト数が足りない状態で駆動させていることとなりますね。
	McIntosh MC30 https://www.hifido.co.jp/sold/19-24727-61505-00.html これは以前弊社で販売したマッキンのモノラル真空管パワーアンプMC30です。125V仕様のアンプを100V環境で使用する場合、音出しは問題なく出来ますが、本来30W+30Wの出力があるものが実測値で15W+15Wとなります。単純に本来の半分の力しか出ないのは驚きです。

大須本店にある同じくマッキンのMC2125（120V仕様）で音にどのような違いが出るか試してみました。まずは100Vで普通に接続し音出し。プリアンプもマッキンのC29（こちらは100V仕様です）のため、100Vでも十分な量感と太さがあり、さすが名機と言われるだけある納得のサウンドでした。 McIntosh MC2125 https://www.hifido.co.jp/19-25059-66349-00.html McIntosh C29 https://www.hifido.co.jp/18-19019-49426-00.html
次に弊社ジャンク店で販売しているステップアップトランスを使い、117Vに昇圧させて接続しました。理研　ステップアップトランス https://www.hifido.co.jp/19-20200-02704-00.html

接続方法は至ってシンプルで、ステップアップトランスの背面のコンセント挿し口にMC2125の電源ケーブルを刺すだけです。そうすると117Vにステップアップされた状態での駆動となります。肝心の音の変化ですが、音が明瞭になり全体的にハツラツとします。100Vの時も十分に太いと感じましたが、更に図太く厚くなります。一度117Vで聞くともう100Vには戻れないかもしれません。それほど変わります。とにかくメリハリ感が増すイメージです。

聴覚的には明らかでしたが、視覚的にも変わるものがあります。画像を並べてみると分かりますが、メーターランプの色具合が左右の画像で違いますね。これは左の画像が100V時、右の画像が117V時です。右の方が明るいのが分かるかと思います。音の出力だけでなく、ランプの発光も100Vの場合は落ちてますね。
やはり本来の定格により近い環境で使用する方が全てにおいて優れていると感じました。音圧がガクッと下がることはありませんでしたが、全体的な音のバランスや抜けは117Vの方が遥かに気持ちよく鳴らせました。今回はパワーアンプでしたが、プリアンプの場合はパワーアンプほどの違いはなく、ランプの発光度合くらいしか感じることは出来ません。海外製の120V仕様の変更品パワーアンプを使う際は是非トランスで昇圧し、お楽しみください。最後までお読み頂きありがとうございました。ハイファイ堂　大須本店　佐々木　将太

大須本店

〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F　3F (03)5818-4751

日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

福岡店

〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681

営業時間

11:00～20:00／福岡店のみ水曜定休

お問い合わせはこちらをクリック

株式会社ハイファイ堂トップページ

こんにちは、ハイファイ堂大須本店の佐々木です。今回はアンプの入力電圧による音の違いを記事にしたいと思います。
海外製の商品の場合、よく目にする120V仕様のアンプ。それを普通にご自宅の電源で使用すると、当然100Vで駆動することとなります。その場合には本来必要なボルト数が足りない状態で駆動させていることとなりますね。
	McIntosh MC30 https://www.hifido.co.jp/sold/19-24727-61505-00.html これは以前弊社で販売したマッキンのモノラル真空管パワーアンプMC30です。125V仕様のアンプを100V環境で使用する場合、音出しは問題なく出来ますが、本来30W+30Wの出力があるものが実測値で15W+15Wとなります。単純に本来の半分の力しか出ないのは驚きです。

大須本店にある同じくマッキンのMC2125（120V仕様）で音にどのような違いが出るか試してみました。まずは100Vで普通に接続し音出し。プリアンプもマッキンのC29（こちらは100V仕様です）のため、100Vでも十分な量感と太さがあり、さすが名機と言われるだけある納得のサウンドでした。 McIntosh MC2125 https://www.hifido.co.jp/19-25059-66349-00.html McIntosh C29 https://www.hifido.co.jp/18-19019-49426-00.html
次に弊社ジャンク店で販売しているステップアップトランスを使い、117Vに昇圧させて接続しました。理研　ステップアップトランス https://www.hifido.co.jp/19-20200-02704-00.html

接続方法は至ってシンプルで、ステップアップトランスの背面のコンセント挿し口にMC2125の電源ケーブルを刺すだけです。そうすると117Vにステップアップされた状態での駆動となります。肝心の音の変化ですが、音が明瞭になり全体的にハツラツとします。100Vの時も十分に太いと感じましたが、更に図太く厚くなります。一度117Vで聞くともう100Vには戻れないかもしれません。それほど変わります。とにかくメリハリ感が増すイメージです。

聴覚的には明らかでしたが、視覚的にも変わるものがあります。画像を並べてみると分かりますが、メーターランプの色具合が左右の画像で違いますね。これは左の画像が100V時、右の画像が117V時です。右の方が明るいのが分かるかと思います。音の出力だけでなく、ランプの発光も100Vの場合は落ちてますね。
やはり本来の定格により近い環境で使用する方が全てにおいて優れていると感じました。音圧がガクッと下がることはありませんでしたが、全体的な音のバランスや抜けは117Vの方が遥かに気持ちよく鳴らせました。今回はパワーアンプでしたが、プリアンプの場合はパワーアンプほどの違いはなく、ランプの発光度合くらいしか感じることは出来ません。海外製の120V仕様の変更品パワーアンプを使う際は是非トランスで昇圧し、お楽しみください。最後までお読み頂きありがとうございました。ハイファイ堂　大須本店　佐々木　将太

詳細検索