ハイファイ堂メールマガジン

大須本店の及川です。大須本店の目の前の電柱裏に緑の葉っぱが1本伸びており、よくよく見てみたら百合のようです。 1本から蕾が2つついており、1輪と言えばいいのか2輪なのかわかりませんがもう少しでひっそりと咲いてくれそうです。季節が着実に変わっていっています。うだるような暑さも若干収まった気がする今日この頃です。もう少しで9月、秋の到来です。個人的な印象ですが、例年、秋くらいからオーディオ市場の動きが活発になるような気がします。秋の夜長なんて言葉もあるくらいなので、以前からの流れなのかもしれません。何はともあれ、夜長のお供にもぴったりなオーディオを探すお手伝いが出来れば幸いです。
さて今回も個人的ツボに刺さったオーディオを紹介させて頂こうと思いますが最後までおつき合いお願い致します。

まずはJordan-WattsのFLAGON。今回の入荷は後期型。初めて聞きましたがフルレンジならではの音のつながりの良さ、またサイズ以上の鳴りっぷりで音の広がり方が想像以上でした。トランジスタのアンプで少し鳴らしているうちにすぐ売れてしまったので真空管で鳴らせずじまいでしたが、おそらくは真空管アンプの方が相性が良いのではと思います。インテリア性も抜群で和とも洋とも取れる独創的なデザイン、陶器のエンクロージャーも魅力の一つです。見た目も秋っぽい気がします。

CELESTIONのSL700。このスピーカーをQUADの44+405で組んでみました。

佇まいも落ち着きがあり、雰囲気もGOODでした。手前味噌ですが、いい音が出る自信があるコンビネーションで鳴らしてみました。やはりいい！高域もキツすぎず、かといって足らなくもない絶妙なバランス。中低域も厚みと量感がありしっかりと支えてくれていました。 QUADの恩恵か、厚みと温もりがあり落ち着いた、上質なサウンドにまとまっています。バイオリンなどの弦の音色や、女性ボーカルにもマッチするサウンドだと思います。

先ほどのSL700にウーファーが追加されたモデル。少々珍しいモデルです。これまた今回の商品化で初めて聞きました。やはりウーファー付きということで中低域の厚みと量感が全然変わってきます。どちらかというとこのセットは冬という感じでしょうか。
	専用のチャンデバが付いていました。他のシステムでもそうですがかなりの確率で音作りの肝になってくるのがこのチャンデバです。あるのとないのでは大きく変わりますので要チェックです。

続いてはこれまたなかなかレアなSCOTTのプリメイン。見た感じはキャビもないせいもあってか小振りでこじんまりとした印象ですが、持ってみると想像以上にずっしりときます。カラッとしたアメリカンサウンドで分厚くジャズやロックを奏でてくれます。 ALTEC DIGなんかにもバッチリです。古いダイナコのスピーカーなんかとも相性が良さそうで、実際合わせたことは残念ながらありませんが是非試してみたいものです。個人的には、このフェイスは季節感全く感じません。秋っぽいかと言われるとそんな気もしますが、秋っぽくないと言われるとそんな気もしてきます。このルックスもそうですが、音色に惚れました。ビンテージの魅力満載のモデルです。
レアな商品も含め紹介させて頂きました。残念ながら既に売約済みの商品もありますが、気になるものがありましたらお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。その時にしかない、レアな商品に出会えるかもしれません。最後までおつき合い頂きありがとうございます。

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