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今回はB&W ノーチラス801、802がほぼ同時に入荷し、聞き較べする機会がありましたので少しお話したいと思います。

左上：Nautilus801…定価2100000円（税込）/中古価格998000円（在庫あり）右上：Nautilus802…定価1575000円（税込）/中古価格750000円前後

801のウーファーは38センチウーファー、ミッドとツイーターの3ウェイ3スピーカー構成。ウーファーは1発なのでレスポンスが良く、大口径を活かした量感ある低音を堪能できます。音場感は抜群に良いので大編成クラシックには最高のスピーカーかと思います。

今回組み合わせたアンプはMcIntosh MC1000だったためか、低音がやたら膨らんでしまった感がありましたが、ジェフロゥランドやクレルなど制動力のあるアンプと組めば量感がありながら更に引き締まった低音が、高音まで見通しの良い音になります。左上：JEFF ROLAND / MODEL6 右上：KREL / model 200_FPB300CX verup

802は20センチダブルウーファー、あとは801と同じ口径のミッド、ツイーターの構成。801の半分の口径のウーファーを2発備えてますが802で光るのはむしろ中〜高音域。低域が抑えられてる分801以上に音質的にフラットで明瞭なサウンドです。音場感はやはり801には劣るものの、比較的小規模な空間で鳴らす音楽に向いてます。クラシックではピアノソナタや弦楽四重奏など、ジャズではピアノトリオが素晴しい再現力。

この個性を引き立たせるにはアナログアンプではチェロ、少しマニアックですがソニーのエスプリ900シリーズ、最近ではソニーを始めとするデジタルアンプなども効果的です。また、低音をもう少し出したいのであれば前述のマッキントッシュは効果的。セパレートアンプもそうですがMA6900などプリメインアンプと組んで鳴らしていらっしゃる方が実際結構いらっしゃいます。左上：CELLO / ENCORE…ネット参加価格760000円（在庫あり）右上：SONY / TA-E900 左下：McIntosh / MC1000…中古価格898000円（在庫あり）左下：McIntosh / MA6900

801と802、モデルとしてはグレード分けされてはいるものの聞いた感触では甲乙付けることはできない関係です。聞かれる音楽ジャンルによって選択された方がいいような感じを受けました。大須本店　小島　陽介

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