2016東京インターナショナルオーディオショウハイファイ堂メールマガジン第662号丸の内店

2016東京インターナショナルオーディオショウ
ハイファイ堂メールマガジン第662号丸の内店

このところ本当に雨の日が多いですね。都内も日照不足が話題となっているほどです。皆様、いかがお過ごしでしょうか。ハイファイ堂　丸の内店　廣川勝正です。 10月2日の日曜は久しぶりに日差しを感じる爽やかな日でした。そんな爽やかな秋の日曜日にお昼休憩を利用して東京国際フォーラムで開催された「2016東京インターナショナルオーディオショウ」を見てきました。そうなんです、ハイファイ堂丸の内店のある新東京ビルは、国際フォーラムから道路を挟んですぐ隣なのです。今回はその「2016東京インターナショナルオーディオショウ」のレポートをお届けしたいと思います。

さて、今回のオーディオショウは特に大きな動きも無く見所はないと言われていましたが、なかなかどうして、見所聴き所満載でした。最初に、全体を一とおり見てきた感想を申し上げますと「ほとんどのブースでレコード演奏を行っていたなぁ」ということに尽きるかなと思います。リンジャパンしかり、ユキムしかり、太陽インターナショナルしかり・・・。その中でも一際注目度が高かったのは、やっぱりTechnicsのSL-1200Gでしょうか。

	その注目のTechnics SL-1200Gですが、定価330,000円(税抜)という驚き？の価格！ちなみに予約分はあっという間に完売という驚きの現象！さて、今回初めて実機を見ることができ、音も聴いてきました。見た目はまんまSL-1200シリーズです。もっとゴージャスな感じを想像していたのですが想像以上に普通です。Technicsの新しいリファレンスシリーズのシステムで演奏していましたが、音も普通です。まぁ総重量が18kgもあるので色々とお金をかけているみたいですが、率直な感想を言うとこの値段は高いと思います。しょうがないとは思いますが・・・。

左上の写真のステラのブースように有名評論家の公演などがあり立錐の余地がないくらい人で溢れていました。右上のフォーカルの新シリーズSOPRAのカラフルなスピーカーはパワーリニアリティの高い「強い音」という印象でした。大きな音量を出せる環境にお住まいの方は注目して良いスピーカーだと感じました。

さて、今回色々なブースを回って、思わず足が止まったのが左上の太陽インターナショナルで演奏していたADAMのスピーカー「コラムMK3」でした。何という清潔感、何という浸透力のある音だろうと思わず感心しました。演奏されていた女性ボーカルの自然で温もりのある音は今回のフェアの中では最高の音でした。ただ、繋がれていた機器の価格を考えると当たり前と言えば当たり前なのですが、今後、要注目です。右上のフューレンのブースの音も聴いてみたかったのですが、タイミングが合わずじっくりと音を聴くことはできませんでした。
右の写真はAccuphaseのブースです。ここで今回もう一つの注目機種YAMAHA NS-5000に遭遇。入場時はB&Wで演奏中ということでNS-5000の音を聴くことができませんでした。なので6Fのヤマハのブースへ移動です。ちなみにAccuphaseの音は以前より厚みが出てきた印象です。私の心に響くものは無かったですが・・・。
	さて、ヤマハのブースではNS-5000のカットモデルが展示されており、大勢の方が覗き込んでいました。振動板は世界最高の強度を誇る新素材繊維ZYLONを100％使用との事。つまりドームはいわゆるソフトドームということになります。ですが、ベリリウムと同じ音速を得ることができるということでした。ちなみにバスレフです。さて、注目の音ですが、うーん・・・今一つ音が抜けてこない何か欲求不満の残る感じでした。その時の自分のコンディションが悪かったのか、組み合わされていた機器との相性が悪かったせいなのか、今回は少し残念でした。

ノアとアークのブースで箸休め的に少し音を聴きました。箸休めと言ったのは、音が良いと分かっているスピーカーを聴いてホッとしたかったからですということです。特にフランコセルブリンのアッコルドは、いつ、どこで音を聴いても良いスピーカーだなと思える名機です。
さて、最後にノアのブースに面白いものが展示してありましたので紹介したいと思います。 KLAUDIOの超音波振動式オートマチックレコードクリーナーです。LPはもちろん、7インチシングルも洗浄可能とのこと。ここで、ハイファイ堂のレコード洗浄サービスを思い出しました。使っている機器は違うと思うのですが、同じように超音波洗浄を行っています。ハイファイ堂各店で申込み可能ですので、この機会に再度おすすめいたします。
いかがでしたでしょうか。最初の方に述べさせていただきましたが、今回はレコード演奏をしているブースがとても多かったです。各ブースのレコード演奏の音を記憶しつつ、丸の内店に戻ってレコードを聴いてみると、音は負けていないです。JBL OLYMPUS S7で聴くジャズなど、ハイファイ堂の音の方が圧倒的に良かったですね。こういうフェアは自分的には、他の違った世界を覗いて、普段聴かない機器の音を聴いて、見聞を広めるのに良いと思います。またひとつ良い経験を積ませていただきました。最後に、改めてハイファイ堂で鳴っている往年の機器たちの音の良さを実感した次第です。ではまた次回。

大須本店

〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F　3F (03)5818-4751

日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

福岡店

〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681

営業時間

11:00～20:00／福岡店のみ水曜定休

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このところ本当に雨の日が多いですね。都内も日照不足が話題となっているほどです。皆様、いかがお過ごしでしょうか。ハイファイ堂　丸の内店　廣川勝正です。 10月2日の日曜は久しぶりに日差しを感じる爽やかな日でした。そんな爽やかな秋の日曜日にお昼休憩を利用して東京国際フォーラムで開催された「2016東京インターナショナルオーディオショウ」を見てきました。そうなんです、ハイファイ堂丸の内店のある新東京ビルは、国際フォーラムから道路を挟んですぐ隣なのです。今回はその「2016東京インターナショナルオーディオショウ」のレポートをお届けしたいと思います。

さて、今回のオーディオショウは特に大きな動きも無く見所はないと言われていましたが、なかなかどうして、見所聴き所満載でした。最初に、全体を一とおり見てきた感想を申し上げますと「ほとんどのブースでレコード演奏を行っていたなぁ」ということに尽きるかなと思います。リンジャパンしかり、ユキムしかり、太陽インターナショナルしかり・・・。その中でも一際注目度が高かったのは、やっぱりTechnicsのSL-1200Gでしょうか。

	その注目のTechnics SL-1200Gですが、定価330,000円(税抜)という驚き？の価格！ちなみに予約分はあっという間に完売という驚きの現象！さて、今回初めて実機を見ることができ、音も聴いてきました。見た目はまんまSL-1200シリーズです。もっとゴージャスな感じを想像していたのですが想像以上に普通です。Technicsの新しいリファレンスシリーズのシステムで演奏していましたが、音も普通です。まぁ総重量が18kgもあるので色々とお金をかけているみたいですが、率直な感想を言うとこの値段は高いと思います。しょうがないとは思いますが・・・。

左上の写真のステラのブースように有名評論家の公演などがあり立錐の余地がないくらい人で溢れていました。右上のフォーカルの新シリーズSOPRAのカラフルなスピーカーはパワーリニアリティの高い「強い音」という印象でした。大きな音量を出せる環境にお住まいの方は注目して良いスピーカーだと感じました。

さて、今回色々なブースを回って、思わず足が止まったのが左上の太陽インターナショナルで演奏していたADAMのスピーカー「コラムMK3」でした。何という清潔感、何という浸透力のある音だろうと思わず感心しました。演奏されていた女性ボーカルの自然で温もりのある音は今回のフェアの中では最高の音でした。ただ、繋がれていた機器の価格を考えると当たり前と言えば当たり前なのですが、今後、要注目です。右上のフューレンのブースの音も聴いてみたかったのですが、タイミングが合わずじっくりと音を聴くことはできませんでした。
右の写真はAccuphaseのブースです。ここで今回もう一つの注目機種YAMAHA NS-5000に遭遇。入場時はB&Wで演奏中ということでNS-5000の音を聴くことができませんでした。なので6Fのヤマハのブースへ移動です。ちなみにAccuphaseの音は以前より厚みが出てきた印象です。私の心に響くものは無かったですが・・・。
	さて、ヤマハのブースではNS-5000のカットモデルが展示されており、大勢の方が覗き込んでいました。振動板は世界最高の強度を誇る新素材繊維ZYLONを100％使用との事。つまりドームはいわゆるソフトドームということになります。ですが、ベリリウムと同じ音速を得ることができるということでした。ちなみにバスレフです。さて、注目の音ですが、うーん・・・今一つ音が抜けてこない何か欲求不満の残る感じでした。その時の自分のコンディションが悪かったのか、組み合わされていた機器との相性が悪かったせいなのか、今回は少し残念でした。

ノアとアークのブースで箸休め的に少し音を聴きました。箸休めと言ったのは、音が良いと分かっているスピーカーを聴いてホッとしたかったからですということです。特にフランコセルブリンのアッコルドは、いつ、どこで音を聴いても良いスピーカーだなと思える名機です。
さて、最後にノアのブースに面白いものが展示してありましたので紹介したいと思います。 KLAUDIOの超音波振動式オートマチックレコードクリーナーです。LPはもちろん、7インチシングルも洗浄可能とのこと。ここで、ハイファイ堂のレコード洗浄サービスを思い出しました。使っている機器は違うと思うのですが、同じように超音波洗浄を行っています。ハイファイ堂各店で申込み可能ですので、この機会に再度おすすめいたします。
いかがでしたでしょうか。最初の方に述べさせていただきましたが、今回はレコード演奏をしているブースがとても多かったです。各ブースのレコード演奏の音を記憶しつつ、丸の内店に戻ってレコードを聴いてみると、音は負けていないです。JBL OLYMPUS S7で聴くジャズなど、ハイファイ堂の音の方が圧倒的に良かったですね。こういうフェアは自分的には、他の違った世界を覗いて、普段聴かない機器の音を聴いて、見聞を広めるのに良いと思います。またひとつ良い経験を積ませていただきました。最後に、改めてハイファイ堂で鳴っている往年の機器たちの音の良さを実感した次第です。ではまた次回。

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