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「PARAGON」のユニット
ハイファイ堂メールマガジン第734号 京都商品部
お世話になっております、京都商品部の八木です。
季節は雨水を迎え、冬の終わりが近づいてきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
体感的には少し暖かくなってきたような気がします。
さて、今回のメルマガも前回・前々回・前々前回に続きましてJBLの名機「PARAGON」のユニットについて触れたいと思います。
エンクロージャー編:
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171027/index.html
ウーファー編:
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/171208/index.html
ドライバー編:
http://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/180119/index.html
下写真:オーディオの足跡より
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/paragon.html
今回紹介する「PARAGON」のユニットはツイーターの「075」です。
「075」は1956年に発売されたJBLの代表的なユニットでリングラジエーター型のホーンツイーターユニットです。
リングラジエーターとは振動板を正面から見た時の形状がドーナツ型のものを言うそうで、JBLではこの「075」以降にも「076」「077」など、ホーンやイコライザー(真ん中のパーツ)の形状を変えたリングラジエーター型ツイーターを発売しています。
さて「PARAGON」を正面から見た時にはそのツイーターらしきものが見当たりません。
マニアの方には説明はいらないとは思いますが、実はフロントロードの中(ドライバーホーンの裏側あたり)にある小窓の中にあるのです。
以前のメルマガでも一度説明いたしましたが、古いものと新しいものとで窓に張られているクロスの種類が違います。
「075」は「PARAGON」のツイーターとして発売期間中ずっと搭載されているわけですが、さすがに約25年程の販売期間なので、このユニットも幾度か仕様変更があったようです。
大きく分けると16Ωと8Ωの2種類あります。
ここはマニアの方々の間でも有名なところです。
個人的に調べると、さらに細かく6種類に分けられるように思いました。
その辺を紹介していきたいと思います。
まずは16Ω時代。
ここで前期・後期があると考えられます。
前期のものはファットターミナル、後期のものは以降の細いターミナルになっています。
具体的にいつ変更されたのかは分かりませんが、ドライバーと同じく1964年頃ではないかと推測されます。
続いて1967年からの8Ω時代。
ここがこの075の一番大きな変更点と思われます。
ダイヤフラムが変更されるわけですが、見た目状では振動板以外の部分の色がシルバーから黄色になりました。
それからリード線が髪の毛ように細いものから皮膜付きの平べったいものに変更されました。
音質も16Ωと8Ωとでは違う!とマニアの方々の間でも話題になっています。
ただ個人的に、調査している中で気になった事は、どの時期からかはまだ確定できませんが振動板の材質が変わっているようにも感じました。
この要素も音質に影響していると考えられます。
その後しばらくして、マグネットが今までのツルッ?としたようなものからザラッとしたものに変わります(写真だと少し分かりづらいかもしれません)
時期的には1970年頃?かなと推測しています。
またまたしばらくするとツイーターのエンクロージャへの固定方法が変更されます。
それまでの「馬蹄リング3点止め」から「四角フレーム4点止め」になります。
この「075」のプロ用モデル「2402」が4点止めフレームで1976年に発売されたあたりを考えると、時期的には1975年頃のように思われます。
ちなみにこの「馬蹄リング」、3種類あるようです。
5穴の切り込みありとなしのタイプと、3穴タイプです。
下の切り込みありが後期と思われます。
入荷の履歴を見ているとマグネットが変わったころあたりから切り込まれたように思われます。
右下の3穴タイプはあまり見かけませんが、上の5穴タイプと同時期(前期)のものでたまに混ざっているものと思われます。
それから裏面のラベルが変更されます。
これは恐らく1979年頃と思われます。
「PARAGON」中期の最終型〜後期にかけて搭載されています。
というわけで、個人的には下のように分けられると推測してみました。
初代:16Ωファットターミナル+前期馬蹄(〜1964?)
2代目:16Ω細ターミナル+前期馬蹄(〜1967)
3代目:8Ωつるつる?マグネット+前期馬蹄(1967〜1970頃?)
4代目:8Ωザラザラマグネット+後期馬蹄(1970頃?〜1975頃?)
5代目:8Ωザラザラマグネット+4点止め(1975頃?〜1979)
6代目:8Ω最終プレート+4点止め(1979〜)
といったところでしょうか?
いかがだったでしょうか?
「075」だけでもなかなかの量になってしまいました。
まだまだ調査中のところもあり至らないところ、間違っているところもあったかもしれませんがご容赦ください。
次回はいよいよネットワークを調査したいと思います。
それではまた!
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