メリディアン206 ハイファイ堂メールマガジン第779号秋葉原店

メリディアン206
ハイファイ堂メールマガジン第779号秋葉原店

師走の忙しさもピークを迎えました。疲れ果てた帰宅後に聴く音楽のぬくもりに心癒される今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。ハイファイ堂秋葉原店　廣川勝正です。さて、今回は、私自身が過去に所有していて、改めて聴いて、その音の魅力を再確認したメリディアン206について語りたいと思います。

	1989年発売のMERIDIAN 206 CDプレーヤー。前年に発売された207のラインプリアンプ部分を除いたCDプレーヤーです。 207ではメカ部とアンプ部はそれぞれ独立して切り離され、ジョイントケーブルにて接続されていましたが、206ではリアパネルと底面のプレートにて一体構造となっています。そのどことなくコケティッシュなデザインと横幅325mmとコンパクトなサイズも魅力の一つでした。
搭載されているメカはPHILIPS CDM4です。スイングアーム構造のピックアップを採用したこのメカは、同時代のマランツ製CDプレーヤーを始め、多くの海外製CDプレーヤーに搭載されていました。また、D/AコンバーターICには、PHILIPS TDA1541を採用。16ビットのマルチビットD/AのICとしては、稀代の名ICと呼べるものです。
	スタンバイボタンやポーズボタンなど、一部のスイッチが光る様は、音が出てくる前から所有する喜びを感じさせてくれます。
さて、現在秋葉原店に在庫している本機にはリモコンは付属していませんが、当時、簡易的なリモコンが付属しておりました。私は、せっかくなので下の写真の209リモートコマンダー（別売り、定価30,000円）を購入し、これでリモコン操作をしておりました。実は当時、別室のAVシステムのプリアンプに同社の201、アクティブスピーカー（パワーアンプ内蔵スピーカー）に同じくM60を使用しており、209リモートコマンダーを持ち歩いて使っていました。


	さて、それでは試聴です。このメルマガの作成はクリスマスイブに行っているということで、試聴盤はダイアナ・クラールとマライヤ・キャリーのクリスマスアルバムにしました。試聴機器にはスピーカーにJBL J216PRO Type、パワーアンプにAccuphase P-300V、プリアンプは同じくC-240をセットしました。
試聴開始した途端、他のCDプレーヤーでは聴くことのできないチャーミングなボーカルに魅了されます。女性ボーカルの魅力を味わい深く再現してくれることこそ、メリディアン206の持ち味ということを改めて感じました。中域に本機ならではの艶やかさがあり、それが効いているのだと思います。同じメカ、同じD/Aチップを採用している機器は他にも多く存在していましたが、メリディアン206でしか聴くことのできない独自の世界に魅了されてしまいました。その後、室内楽なども聴きましたが、弦も艷やかで聴き応えがありました。
今回はMERIDIAN 206 CDプレーヤーの音について語りました。このメルマガを作成した12月24日現在、秋葉原店にて74,800円で販売しております。CDM4メカの寿命が来たら修理困難という懸念がありますが、音の魅力を思うと非常にお買い得と思います。ぜひご来店してその音を体感してください。それではまた次回。

大須本店

〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F　3F (03)5818-4751

日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

福岡店

〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681

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11:00～20:00／福岡店のみ水曜定休

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師走の忙しさもピークを迎えました。疲れ果てた帰宅後に聴く音楽のぬくもりに心癒される今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。ハイファイ堂秋葉原店　廣川勝正です。さて、今回は、私自身が過去に所有していて、改めて聴いて、その音の魅力を再確認したメリディアン206について語りたいと思います。

	1989年発売のMERIDIAN 206 CDプレーヤー。前年に発売された207のラインプリアンプ部分を除いたCDプレーヤーです。 207ではメカ部とアンプ部はそれぞれ独立して切り離され、ジョイントケーブルにて接続されていましたが、206ではリアパネルと底面のプレートにて一体構造となっています。そのどことなくコケティッシュなデザインと横幅325mmとコンパクトなサイズも魅力の一つでした。
搭載されているメカはPHILIPS CDM4です。スイングアーム構造のピックアップを採用したこのメカは、同時代のマランツ製CDプレーヤーを始め、多くの海外製CDプレーヤーに搭載されていました。また、D/AコンバーターICには、PHILIPS TDA1541を採用。16ビットのマルチビットD/AのICとしては、稀代の名ICと呼べるものです。
	スタンバイボタンやポーズボタンなど、一部のスイッチが光る様は、音が出てくる前から所有する喜びを感じさせてくれます。
さて、現在秋葉原店に在庫している本機にはリモコンは付属していませんが、当時、簡易的なリモコンが付属しておりました。私は、せっかくなので下の写真の209リモートコマンダー（別売り、定価30,000円）を購入し、これでリモコン操作をしておりました。実は当時、別室のAVシステムのプリアンプに同社の201、アクティブスピーカー（パワーアンプ内蔵スピーカー）に同じくM60を使用しており、209リモートコマンダーを持ち歩いて使っていました。


	さて、それでは試聴です。このメルマガの作成はクリスマスイブに行っているということで、試聴盤はダイアナ・クラールとマライヤ・キャリーのクリスマスアルバムにしました。試聴機器にはスピーカーにJBL J216PRO Type、パワーアンプにAccuphase P-300V、プリアンプは同じくC-240をセットしました。
試聴開始した途端、他のCDプレーヤーでは聴くことのできないチャーミングなボーカルに魅了されます。女性ボーカルの魅力を味わい深く再現してくれることこそ、メリディアン206の持ち味ということを改めて感じました。中域に本機ならではの艶やかさがあり、それが効いているのだと思います。同じメカ、同じD/Aチップを採用している機器は他にも多く存在していましたが、メリディアン206でしか聴くことのできない独自の世界に魅了されてしまいました。その後、室内楽なども聴きましたが、弦も艷やかで聴き応えがありました。
今回はMERIDIAN 206 CDプレーヤーの音について語りました。このメルマガを作成した12月24日現在、秋葉原店にて74,800円で販売しております。CDM4メカの寿命が来たら修理困難という懸念がありますが、音の魅力を思うと非常にお買い得と思います。ぜひご来店してその音を体感してください。それではまた次回。

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