気になる「PA用スピーカー」ハイファイ堂メールマガジン第713号秋葉原店

気になる「PA用スピーカー」
ハイファイ堂メールマガジン第713号秋葉原店

まだ少し暑い日も続きますが、秋の深まりを日に日に感じつつあるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。やっと過ごしやすい日がやってきましたので、秋の夜長にじっくりと家のオーディオに向き合っていきたいところですね。さて、今回は気になったアイテムをご紹介したいと思います。
最近見た記事で、パイオニアから新しいスピーカーが発表されているニュースを目にしました。パイオニアのスピーカー、XY-3Bです。 http://pioneerproaudio.com/ja/sound/xy/xy_3b.html

いわゆるライブ会場や、クラブ、野外フェス等に使われる、「PA用スピーカー」なので、なあんだとお思いの方もいらっしゃると思います。しかし、「クリアでナチュラルな音を高出力で」という目的で、高域ホーンと中域ホーンが内部で繋がっていたり、中域ドライバーの前に独特の形の丸みのあるフェーズプラグが付いていたりと、面白いデザインと技術だなと興味深くニュースを見ていました。ウーファーが2つ付いた3ウェイスピーカーとしては、コンパクトにまとまっていて扱いやすそうなので、今後、様々なところで目にする機会が多くなっていくのではないでしょうか。
この発表で頭をよぎったのがこちら、Funktion-One（ファンクションワン）のスピーカーです。 http://www.funktion-one.com

Funktion-Oneはヨーロッパのクラブなどでの定番スピーカーとなっていて、近年では日本でも様々な会場で見ることが出来ます。やはりこちらもPA用スピーカーになってしまいますが、ご覧の通り独特のデザインが与えるインパクト、特に真ん中の尖ったフェーズプラグ（これにより音が遠くへ飛ぶ）が印象的で、技術的にもデザイン的にもとても興味深いものになっています。前述のパイオニアのスピーカーXY-3Bも、このFunktion-Oneのスピーカーをかなり意識したのではと邪推してしまいます。
さらに、これらのスピーカーは、イギリスのTurbosound（ターボサウンド）のスピーカーを思い出させます。こちらはTurbosoundのTMS-4です。 http://www.music-group.com/brand/turbosound/home （写真は上記サイトから引用）

実はこのTMS-4などが作られた80年代頃のTurbosoundのスピーカーは、前述のFunktion-Oneの創業者が作ったもので、当時の日本でも数多く導入されていました。比較的コンパクトでまとまりのあるこのユニット構成は、この頃から既に完成されていて人気だったのですね。
駆け足で3点ご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。様々な製品のデザインの過去の系譜を遡るのも、また面白いものですね。今後も、色々な面白い製品を探していきたいと思います。ハイファイ堂秋葉原店佐藤亘

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まだ少し暑い日も続きますが、秋の深まりを日に日に感じつつあるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。やっと過ごしやすい日がやってきましたので、秋の夜長にじっくりと家のオーディオに向き合っていきたいところですね。さて、今回は気になったアイテムをご紹介したいと思います。
最近見た記事で、パイオニアから新しいスピーカーが発表されているニュースを目にしました。パイオニアのスピーカー、XY-3Bです。 http://pioneerproaudio.com/ja/sound/xy/xy_3b.html

いわゆるライブ会場や、クラブ、野外フェス等に使われる、「PA用スピーカー」なので、なあんだとお思いの方もいらっしゃると思います。しかし、「クリアでナチュラルな音を高出力で」という目的で、高域ホーンと中域ホーンが内部で繋がっていたり、中域ドライバーの前に独特の形の丸みのあるフェーズプラグが付いていたりと、面白いデザインと技術だなと興味深くニュースを見ていました。ウーファーが2つ付いた3ウェイスピーカーとしては、コンパクトにまとまっていて扱いやすそうなので、今後、様々なところで目にする機会が多くなっていくのではないでしょうか。
この発表で頭をよぎったのがこちら、Funktion-One（ファンクションワン）のスピーカーです。 http://www.funktion-one.com

Funktion-Oneはヨーロッパのクラブなどでの定番スピーカーとなっていて、近年では日本でも様々な会場で見ることが出来ます。やはりこちらもPA用スピーカーになってしまいますが、ご覧の通り独特のデザインが与えるインパクト、特に真ん中の尖ったフェーズプラグ（これにより音が遠くへ飛ぶ）が印象的で、技術的にもデザイン的にもとても興味深いものになっています。前述のパイオニアのスピーカーXY-3Bも、このFunktion-Oneのスピーカーをかなり意識したのではと邪推してしまいます。
さらに、これらのスピーカーは、イギリスのTurbosound（ターボサウンド）のスピーカーを思い出させます。こちらはTurbosoundのTMS-4です。 http://www.music-group.com/brand/turbosound/home （写真は上記サイトから引用）

実はこのTMS-4などが作られた80年代頃のTurbosoundのスピーカーは、前述のFunktion-Oneの創業者が作ったもので、当時の日本でも数多く導入されていました。比較的コンパクトでまとまりのあるこのユニット構成は、この頃から既に完成されていて人気だったのですね。
駆け足で3点ご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。様々な製品のデザインの過去の系譜を遡るのも、また面白いものですね。今後も、色々な面白い製品を探していきたいと思います。ハイファイ堂秋葉原店佐藤亘

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