Accuphaseのパワーアンプハイファイ堂メールマガジン第662号秋葉原店

Accuphaseのパワーアンプ
ハイファイ堂メールマガジン第662号秋葉原店

皆様こんにちは。ハイファイ堂秋葉原店米島です。衣替えの季節ですが東京では30度を超える季節外れの真夏日がくる等、まだまだ秋の気配はありませんが、皆さんの地域は如何でしょうか？地球温暖化の影響か10月でもまだまだ秋という感じがしないこの頃です。さて本日は世界に誇る人気メーカーAccuphaseの世代の異なるパワーアンプが集中した秋葉原店から音質の違いをレポートしたいと思います。
Accuphase P-300
こちらはAccuphase初のセパレートアンプとして有名なP-300。ノスタルジックなデザインも魅了されますが、音質も現在でも魅力溢れるP-300。現在の同社の方向性とはかなり異なる、もはやアメリカンサウンドとも言えるような歯切れの良いカラッとしたサウンド。マイルスの銘盤をスカッと鳴らしてみては如何でしょうか？
Kind of Blue/MILES DAVIS
	Accuphase P-300L
こちらは最初にご紹介のP-300の4世代目に当たる後継機P-300Lになります。発売は1984年とP-300の11年後の商品になります。この時期は音にやわらかみが加わり繊細感も向上しました。オススメソフトはPerfumeのCOSMIC EXPLORERです。歯切れの良さと聴きやすさが両立する点がポイントです。
	COSMIC EXPLORER/Perfume
Accuphase A-30
こちらはアキュフェーズの人気パワーアンプA-30です。A級アンプで発売は2004年。先程のP-300Lより20年後の製品になります。SN感が極めて高くあたかも真空管アンプのような肌触りを感じさせる音質。どこまでもキメが細かく、しなやかな音質は女性ボーカルに最適。長時間の試聴でも聴き疲れのない本格的な中高域はさすがです。オススメソフトはNORAH JONES。再生の難しいソースですが、難なく対応する懐の深さが聞き所です。
come away with me/Norah Jones
	Accuphase A-45
2006年発売のA級アンプ。スケール感がありレンジの広い完成度の高い見事なアンプ。先程のA-30の上級機に当たる機種。ハイエンド機を思わせる繊細微妙で肌触りの良い音質で多くのファンを持つ逸品。オーディオ再生においてもっとも難易度の高いバイオリン等、弦楽器を楽々再生。諏訪内晶子のバイオリンを優雅に再生してみてはいかがでしょうか？聴きやすく甘い音色に魅了されます。
	ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲/諏訪内晶子
如何だったでしょうか？アキュフェーズの歴史を垣間見るような種類の異なるパワーアンプの数々。よくアキュフェーズサウンド等、同社のサウンドが一括りにされる場合がありますが、さにあらず。年代、形式により様々な音質を奏でてきたのが分かります。ちなみにオススメソフトは録音も優秀なものを集めましたのでぜひお試し下さい。秋葉原店米島でした。