スターティングはモンク賞受賞曲"Playground"。子どもの遊びのように、次々に気紛れに気分が移り変っていく情景を描いたそうです。私が気に入った"Through Times Square"はサルサ調とパーカッシブなドラムスと管楽器で「時の断片」や「フラッシュバック」を面白く表現された作品に魅了されます。"Flowers"はダニエル・キースの小説「アルジャーノンに花束を」("Flowers For Algernon")の世界を音で表現したそうです。ハイテンポの"The First Step"は息の合ったライアンのトランペット&クリスのサックスとビクターのドラムスの三位一体とエドの重厚なベース&守屋の甘味なピアノが上手くデコレートされている。"I Will Wait For You"(シェルブールの雨傘)ピアノを修行中の人は手法に耳を傾けてください。"Four In One"はモンクに敬意を表して彼の曲を取り上げたそうです。ユニークで楽しい個性的なモンクの世界をご堪能ください。"Spring"春を待ちわびる気持が伝わる曲です。"Piano Puppet"沢山の人に演奏されているという守屋さんの作品。アルバム10曲中8曲が彼女の手により生を与えられた。包容力のあるベースとドラムス、彼女の優雅なピアノパフォーマンスをピアノ・トリオでお楽しみください。"Home Coming"優しい旋律が懐郷の念に駆られます。"East Side , West Side"マンハッタンの東西で違う顔をもつという不思議なNYの街を表現したようです。名手揃いのソロ・パートもお楽しみください。うなり声が耳に入ることがあるのですが、私の空耳?ひょっとして守屋さんでしょうか?CDプレゼントにご応募おまちしております。(^^)