┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ハイファイ堂メールマガジン第747号 2018年05月25日 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ 先週、歌手の西城秀樹さんが永眠されました。 ちびまるこ世代の私にとってヒデキは憧れのお兄さんのよ うな存在で、派手なパフォーマンスを真似て「ワーイ、エム シ、エ!」と踊ったりしていました。 ヒデキがデビューした1970年代の初め頃は、まだ「アイド ル」という言葉はなく、「スタア」と呼ばれていたと何かで 読みました。表記は「スター」ではなく「スタア」。 「スタア」から「アイドル」に変わった時、変わったのは 単に呼び方だけではなく、「ヒデキ・ひろみ・五郎」から「 マッチ・トシちゃん・ヨッちゃん」では根本的な何かが変わっ てしまいました。 しかし、ヒデキは、洋楽ブームに合わせてカバー曲をヒッ トさせるなど、変化の激しい時代の波をうまく乗りこなして、 病に倒れるまでは、長くトップスターであり続けました。 訃報に際して、YouTubeなどで改めてヒデキを聴いてみる と、あれもこれも聴き覚えがあり、とても懐かしく、なによ りどれを聴いても歌がとても「うまい」ので、ちょっとびっ くりしました。スローバラード調の歌がとりわけすばらしく、 心にしみました。「ブルースカイ ブルー」「若き獅子たち」 「ラストシーン」「勇気があれば」と続いたところで、再起 をかけて奮闘していたヒデキの無念さにも思い至り、とうと う涙してしまいました。 ヒデキが長くトップスターであり続けたのは、時代の変化 に柔軟に対応する力に長けていたというだけでなく、この声 や歌という彼の歌手としての原資が確かでゆるぎないものだっ たからなのでしょう。 最近、情感が豊かな歌い方を「エモーショナル」略して「 エモい」と言ったりするそうですが、ヒデキに比べたら今の 歌い手の「エモ」さなんてペラッペラだなぁと思いました。 もう「スタア」ヒデキの歌声を聴くことができないなんて 寂しい限りです。謹んでご冥福をお祈りいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週のトピックス】 1.大須本店 ジャンクレコードのセット販売 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●《1.大須本店 ジャンクレコードのセット販売》── 邦楽女性に絞って売れ行き状況を調べました。 滝本豊 http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/180525/index.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− メールマガジンバックナンバーはこちらでご覧ください http://www.hifido.co.jp/logtop.html 登録内容の変更・配信停止をされる方 http://www.hifido.co.jp/magazine/ ハイファイ堂へのご意見・お問い合わせ https://secure.hifido.co.jp/ask.php ご愛読ありがとうございます 株式会社ハイファイ堂 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 http://www.hifido.co.jp |